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カヤックアングラー特集(ヨコC)Part6 足漕ぎカヤックが可能にした様々な釣法 タイラバ・スロージギング・泳がせ釣り・コマセカゴ釣り

更新日:2023年10月9日

前回まで、カヤックの一日の流れを紹介させてもらった。今回は足漕ぎカヤックに乗っている私がどんな釣りをしているのか。手漕ぎから足漕ぎに変わったことによってどのようなメリットを感じているか等、Cirrusだからこその魅力も合わせながら紹介させていただきたいと思う。


タイラバ

 ジギングに次ぐバーチカル釣りの王道。ヘッドとスカートを合わせて一つの生き物のように模し、スカートが生み出す波動によって魚の捕食本能を刺激する釣り。鯛を釣るために使用していた鯛カブラに由来しているためタイラバという名前がついているが、鯛に限らず何でも釣れる。

 この釣りの良さをまず挙げろと言われれば「簡単に釣れる」だ。基本的に巻くだけで良い。海底まで落としたら15m程度巻き上げてまた落とす、この繰り返し。とは言っても巻きスピードや沈下スピード、ヘッドの形状や色、スカートの形状や色の組み合わせは無限にあるため戦略性は高い。タイラバに関する釣り番組を見ると誰もかれも引くほどのヘッドやスカートを所持しており、極端なことを言うと一投毎にヘッドを交換するような人もいる。それこそタイラバの醍醐味と言っても良いのだろうが、私のようなお小遣い性ケチケチアングラーにとって大事なのは、コストとパフォーマンスを追及し、最安値で、交換の頻度の極限まで減らしてデカい獲物をとっ捕まえて悦に入るかということだ。そのため、こちらの章でも相変わらず正解か不正解か分からない、ただ私はこうやって考えながらタイラバで釣果を上げていますという方法を紹介させていただく。

 まず、タイラバを購入する際にやってくる最初の分かれ道は「ヘッドとラバーが合わさった既製品を買うか」「ヘッドとラバーを別々で買って組み合わせるか」だ。これに関しては、ジギングと同様に既製品を買っておけば間違いは無いだろう。では何を準備すればよいのだろう?

ヘッドの色

 ヘッドの色は基本的にオレンジ金・赤・赤金系、もしくはミドキン系がオススメ、というかよく見る。最近はチャート系の色もあるが、まずはこの辺をそろえておくとよいだろう。ビンビンスイッチにはリアルなイカカラーもあるが、正直これに関しては釣果が低い印象だ。人間から見て「こんなん釣れるんか…?」と思う色ほど良く釣れるのはジギングでもタイラバでも同じように感じる。人間が釣れる色と魚が釣れる色は割と対極している。


ヘッドの形状

 ヘッド形状も色々と試してきたが、これまた自分が信じるものであれば何でもよい。一つあえて気にするのであれば、その形状が潮をどう受けるのか、ということであろうか。まずラバー側にすぼんでいれば沈下時に潮の影響を受けにくくなり着底を取りやすくなる。逆に道糸側にすぼんでいれば巻き上げ時の抵抗が小さく比較的楽に巻くことができる。タイラバのヘッドの中には潮の状況に応じて前後をスイッチしてつけても問題ないシリーズがある。これまた優秀である。

 ここでまた出てくるのが鉛かタングステンか論争だが、正直鉛の2倍の値段を出してタングステンを買えば釣果が2倍に上がるかと言われると首を傾げてしまう。最近私はヘッドを色やラバーはそのままに、ヘッドのみをタングステン製に変えてタイラバをしているが、「鉛の時の方が釣果よかったな」という感想を抱いている。残念なことにタイラバにやたらこだわり始めてから真鯛が全然釣れなくなった。むしろ何も考えず既製品に頼っていた頃の方がバンバン釣っていたので、完全にスランプ状態、おかと違いな方向に行ってしまっているのだろう。


ラバー・スカート

 スカートもヘッド同様たくさんの種類があり、「澄み潮」「濁り潮」等丁寧にどんなコンディションに適しているかが記載されている。自分が釣りをする海域にマッチすると信じるものを選んでいこう。とりあえず買っておけば良いシリーズは上記の「澄み潮」「濁り潮」の2つだ。これだけでほぼ全てのコンディションを制覇できると思っている。

次に気を付けたいのは「スカートの派手さ」だ。当然スカートがド派手であればあるほど強い波動を出すためアピールが強くなる。それだけ聞くとよさげに聞こえるが、そもそもタイラバは警戒心が強い真鯛を釣るために開発された釣法だ。実はアピールが強ければ強いほど良いということは無く、むしろその真逆である。可能であれば、アピールはできるだけ弱く、そこにギリギリ存在していることを認識させるぐらいにしておいた方が釣れるというのだから、不思議なものだ。おそらくヘッドの色が赤系なのも深場で赤の色をなくしヘッドのシルエットのみを捉えさせるのが目的なのだろう。これによって、私は強く濁っている時以外、可能な限り地味なスカートを選ぶよう心掛けている


タイラバの裏技

究極に極端な話をすると、スカートは必要ない。その代わり、針にアジングワームをちょん掛けするのだ。これがなんと良く釣れる。特にビンビンスイッチキャンディーでこのやり方を採用してから釣果が良くなった。通常のビンビンスイッチでも他のタイラバでも友人が真鯛を釣る場面に出会うことができたくらい、斬新で効果的な仕掛けだ。タイラバのスカートはサバフグの猛攻撃に合うと一投で針だけ残って帰ってくることも珍しくないが、これならダメージも最小に抑えることができる。普通のやり方にもどかしさを感じている方がいたらこんなやり方も試してみると良いのではないだろうか。

 そしてもう一つ、針はできるだけ小さいものを使うと良い。実は大きすぎる針は針そのものが太い事もあり、口切れを起こしやすくなる。また、大きい針はタイラバに攻撃してくる魚に変な違和感を与えてしまう。そこで、できるだけ針を小さくしてみる。小さな針は違和感を軽減させ、刺さった際に針そのものが魚の口にめり込むような形で深く食い込むのだ。これによってやり取り中のばらし率を低くすることができる。オススメだ。




Cirrusとタイラバの相性

 Cirrusはタイラバとの相性がとても良い。例えば、垂直に落としたい時、潮が速かったり風が吹いていたりしても、ドライブを操作することで自分の直下にタイラバが落ちるように調整することができる。また、逆に落としている途中に少し漕いでラインを斜めに流すことで人工的にドテラ流しのような斜め引きをすることもできる。その日の潮の状況に応じてカヤックを操作しながら釣りができるためもどかしさを感じることは無いだろう。


 ここまで色々と書いたが、一説によると形状も色も関係ないという話すらあるのがタイラバという釣法だ。きっと、その日のヒットカラーやスカートは日によって変化し、本当の意味で正解は無いのだろう。だからこそ、最後には自分が信じた仕掛けで釣ることが大事なのかもしれない。そこに面白さを見出すことができる人にはぜひ体験してもらいたい釣りである。


スロージギング

 ここ10年くらいで急激にその存在を示し、今やジギングやタイラバに並ぶ王道として名を知られているようになった釣法。200~300gの重量計ジグを使用し、おそらくルアーを用いた釣りの中でもトップクラスのアピール力で大物を釣り上げることが出来る、ロマンと言ってもよい釣法だ。私個人としても現在研究中であると同時に、その釣果の良さと釣れる魚の大きさから多くの人の一押ししたい釣りである。

 まず、この釣りの一番の特徴は上記の通り、使用するジグが非常に重く、大きいことだ。例え水深15mでも300gのジグを使う。安心してほしい、これでもちゃんと釣れるのだ。つまり、水深15mから300m程度まで一本のルアーで完結する。次に、スロージギングという名前の通り、狭い水深、そして広範囲にゆっくりと、効果的にアピールすることができる。スロージギングで大物が釣れる時、大抵の場合魚探には映らない。おそらく遠くにいる魚に気が付かせて、寄ってこさせているからなのだろう。

 釣り方はとても簡単だ。ルアーが着底したらロッドを持ち上げ、リールを4分の1回転~1回転巻く、ロッドを海面ギリギリまで下げルアーの重みがロッドに乗ったらまた持ち上げる、この繰り返し。何も考えずに上げて、落としてを繰り返していると急に糸がふけてルアーが落ちなくなる。この瞬間が脳汁タイムだ。糸ふけを素早くとり、アワセを入れよう。ロッドにズシっとした重みが乗ったらそこからファイト開始、デカい魚の力強いファーストランやブチ曲がるロッドに心を躍らせながらやり取りをしよう。


スロジギルアーの選び方

 基本的にはジギングと同じで、形状やカラーは自分が信じたものを選べばよい。より平べったいものであればヒラヒラと木の葉が舞うように落ちていくし、細長いものであればしゃくった際横方向に跳ねるように動いた後回転をしながら落ちていく。そのルアーの動的な性質をよく調べて「この動き、やらしいなあ…」と涎が垂れそうになるものを選択しよう。傾向として、平べったいものは底物、細長いものは青物、フルグローは超大物、といった話はあるが、自分が信じたものならば、その判断はきっと間違っていない。

 ただ、ここでは素材に注目をしてみたい。ジギングとは異なり、ゆったりとしたフォールで魚に食わせるのがスロージギングだ。そこで、材質はアルミをオススメする。繰り返しになるが、スロージギングのルアーはものすごく重い。一方で、ゆっくりとフォールさせる必要があるという矛盾した性質を求められている。そこで、アルミ製のルアーが輝いてくる。なんとアルミニウムの比重はタングステンの約0.13倍。10倍近くも軽いのだ。この性質と独特な形状により、重いため速く沈むが、誘いの時のフォールは非常にゆっくりになる。似たような特徴を持つルアーに鉄製のジグがある。これもアルミと同様にその小さな比重が生み出すゆったりとしたフォールで魚に食わせることができる。ただ、塗装が剥げてしまうと錆びてしまうため、個人的にはあまりオススメはしない。

 ちなみに私のスロジギルアーの1軍は「Jigpara vertical」シリーズと「DeepLiner」シリーズのCXWLとSPY-Vだ。シルバーとマグマグローを筆頭に変わり種としてオレンジのゼブラグローを使用している。Jigparaはコスパ最強のスロジギジグだ。この性能で1,000円を切られると、もう頭が上がらない、Jigpara様様だ。一方で、DeepLinerシリーズは釣果最強ジグだ、値段に見合う魚を連れてきてくれる。初めて使った時、フォール感の手ごたえの良さに「うほっ」と声が出た。このシリーズのグローの光量、持続時間もグロージグ界最強最長と言って良いと思う。特に冬のマグマグローはカンパチ、イナダ、マグロの釣果が絶大となる。



スロージギングのコツ・注意点

 簡単に釣れる、と言ってもコツがある。それはジグを落とす場所だ。以前の章にも軽く書いたが海の中は密と疎の世界だ。めちゃくちゃ何かある場所と、本当に何もない場所から成り立っている。スロージギングは遠くの魚を連れてくるとは言っても、それが魚に取って見えていなければその力を期待することはできない。そのため、潮目や沖の駆け上がり、かけ下がり、根の付近等、海の違和感を目ざとく探し、割と頻繁に場所を変えながら広く丁寧に海を探っていこう。私は30回のしゃくり上げを5セット行い反応がなかったらポイントを移動するようにしている(意外と25しゃくり目あたりで食ってくることが多いのである)。

 これは注意点だが、スロージギングはライトジギングと比較すると疲れやすい。操作はゆっくりでも使用するルアーも重さのため、終わるころに腕はパンパンだ。一種の修行である。通常のジギングやタイラバと入れ替えながらやるか、休憩を挟まないととても続かない。

 最後に、これは釣り人の腕の問題かもしれないが同じ海域でやっても夏はスロジギの釣果が目に見えて落ちた。ベイトの多さでフィッシュイーターが餌を選り好んでいる説やフィッシュイーターが成長しきっていない説等を考えているが、とにかく釣れない。季節によってルアーの色や模様、大きさを変える必要があるのかもしれない。


Cirrusとスロジギの相性

 抜群、の一言に尽きる。

 Cirrusは座が高いため、ロッドの上下幅が手漕ぎのカヤックに比べ大きくとれる。大きくジグを動かす必要があるスロジギにおいて、この特徴はとても有利に働く。また、Cirrusの安定性は凄まじく、立って釣りをすることができる(安全性を保障するものではなく、風や潮の状況、釣り人の体格によっても左右されるため推奨はされていない)。つまり、遊漁船を貸し切ってスロージギングをしているのと同じである。座ってロッドをしゃくっていると糸ふけがロッド先端に絡まったことがないだろうか?立って釣りをするとこの悩みから解放されるのだ。


 以上がスロージギングについてだが、私自身もまだまだ研究中の釣法であるため、これからも動画を通してこの釣りの魅力を発信することができたら、と思うばかりである。


泳がせ釣り・コマセカゴ釣り

 カヤックフィッシングは疑似餌に限定された釣りではない。当然餌を使った釣りをすることもできる。餌を使った釣りは基本的に道具が多くなり、カヤックの上がごちゃごちゃしてしまうが、Cirrusはこういった釣りにもしっかり対応している。餌を置くためのスペースは広く。凹凸の少ない形状によって仕掛けは絡まりづらい。アンバサダーとしてCirrusを勧めたい理由の一つにこういった幅広い釣りに対応している、というものがある。この章の最後になるが、ここまで私が試してきた餌釣りの方法やメリット、デメリットを紹介して締めくくろうと思う。


泳がせ釣り

 生きた魚に針を掛け、それを泳がせて魚に食わせる。私が考える中で最も残忍で、同時にエキサイティングな餌釣りである。着底させたら1mほど巻き上げてしばらく待機すると、魚が暴れ始める。逸る気持ちを抑えもうしばらく待ち、そのまま竿先が海の中に飲み込まれたら向こう合わせを入れる。この合わせの瞬間がたまらなく気持ちいいのだ。


超高確率で釣れる、しかもデカい

 さすが生きた魚を餌にするだけはある。といった感じだ。泳がせ釣りは基本的に確変モードに入っていると考えてよい。釣果が全体的に低下しがちな真冬でもしっかり釣れるので、「2か月ぶりのカヤック!!何が何でも釣るぞ!!!」という気持ちがあったら試してはいかがだろうか。


置き竿ができる

 ロッドホルダーを準備しておけば、右舷側で泳がせ釣り、左舷側でその他の釣りができる。これがもうめちゃくちゃ贅沢である。この時の気持ちの余裕は大きく、希望を抱いて物事に臨むことの大切さを教えてくれる。一方で、ダブルヒットしてしまったら大事件だ。おそらくカヤックの下で仕掛けは絡まりまくり、文字通り「二兎を追う者は一兎をも得ず」状態になりかねない。贅沢も考え物である。


精神的喪失が大きくなるリスクがある

 生餌なので当然使い捨てだ。しかも1匹を何度も上げては沈めて、というわけにもいかない。そのため「移動した方がいいかもな…でもここで1匹失うのも嫌だな…」という葛藤が生まれ、結果として場所の移動が制限されやすくなる。また、大きな魚が釣れやすいとはいえ、中には小型のものやエソを始めとする外道が釣れることがある。10匹生餌を買って、1匹がエソに持っていかれると、残念な気持ちでいっぱいだ。疑似餌で釣りをするとロスト0で終わることができる一方、確実にロストしていく泳がせ釣りは、期待の大きさからそれらが叶わなかったときの精神的喪失のリスクがあることを忘れてはいけない。

 ちなみに私は生餌として銀平を使用している。手軽に釣り具屋で入手できるし、生命力が高い(雑に扱ってよいというわけではない)。値段は1匹150円程度、決して安い買い物ではない。他にも鯵を使うことが一般的だが、銀平で十分というのが私の考えだ。

 裏ワザとして「金魚」がある、らしい。私は試したことがない。


コマセカゴ釣り

 天秤のビシを取り付け、コマセを巻きながら魚を誘う。遊漁船において非常に一般的な餌釣りの一つである。

 Cirrusに乗ってから「もしかしてコマセ釣りも出来るんじゃないか?」という希望を抱いて最近試すようになったが、文句の付けようがないくらい何も困らずにできる。疑似餌の誘いが苦手な人にはCirrusとセットでオススメしたい釣法である。


「魚を釣る」という目的において最強

 絶対に釣れる。ボウズは無い。魚がいるであろう場所へ赴き、魚が餌としているオキアミを惜しみなく海中に捲くコマセ釣りだ。魚種を問わなければ100%釣れるだろう。魚を釣ることを第一に考えている人、初めてカヤックで釣りをしてコンスタントに魚釣りを楽しみたい人ならここから入ってもいいかもしれない。


「釣り=狩り」と考えている人には向いていない

 私がそうである。私は釣りをしているのではない。狩りをしに行っているのだ。炎上するかもしれないが釣れた魚の命にこそ感謝しても「遊んでくれてありがとう」と考えたことはない。コマセ釣りは平均して10~30cm程度の魚が釣れる。これが鯵やイサキ、真鯛なら最高にハッピーなのだが外道も釣れまくってしまうのが現実だ。大きな魚との戦いにこそアドレナリンがでるという人には物足りないだろう。


 ここまで色々な事を思い出しながら書いてきたが、Cirrusに乗ってから私の釣りのボキャブラリーは劇的に増えことはこれ以上言うまでもない。初心者から上級者にかけて、誰に対しても胸を張って勧めることができる。ここに書いた情報が一つでも誰かにとって有益に働いてくれることを願ってこの章を終わりたいと思う。今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。


Youtubeチャンネルもよろしくお願いします。

⇒https://www.youtube.com/channel/UCdlcmz4tCRCSsKZaV9AySKA

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